※過激な暴力的表現(折檻および偏狂行為)、流血・性描写(スカ含)がありますので、ご注意を。
  少しでも気分が悪くなられた方は、我慢せずに画面を閉じて下さいね!

 

 

『悪因悪果』(後編)

 

連れて来られたのは、いつぞやの拷問牢の更に奥、更に広い空間であった。
あいも変わらず湿って陰気な空気は、より一層の淀みを増し
薄ぼんやりと中を照らす松明の灯りが落とす影はやたらと黒く、ただただ不気味である。
否、そんなものより、もっとずっと不快で恐ろしかったのは、幸村の目前にある光景だ。

「…ッ!」

十文字の巨大な木台に四肢を拘束する皮紐が取り付けられた物や
その横には人の頭蓋でも挟んで砕けそうに大きな万力
それから一見しただけでは用途の判らぬような大道具など
思わず視線を背けたくなるような、さまざまな拷問具があり
その中でも特に目に付いたのは、馬を模した木製の台であった。

「どうだ?オレのコレクションの中でも、大物ばっかりだぜ?」

自慢げに口端を吊り上げる伊達の横で、幸村は震え上がる。
正直、悍ましいと云ったら無い。
この時点で、全身の血の気が音を立てて引いて行くのを感じたが
無論、この場から逃げることなど出来ないし、それを許すような男ではなく
怯え引き攣る表情は当然のように無視され
無遠慮に伸びた手に、着ていた物を全て剥ぎ取られて全裸になったばかりか
先程嫌悪も露わに凝視した木馬まで引き摺られて行った。

「…う…っ、、」

大人の腰の高さを超えるような其の大きさは然ることながら
間近に見る禍々しい凶悪さと来たら、とても言葉では形容できぬ。
なにせ馬の背である部分が、平坦ではなく山型に尖っているのだ。

……まさか、コレに跨れとでも云うつもりなのか…!

半ば確信に近い最悪最低の推測に、幸村は恐怖で噛み合わぬ歯の根をガチガチと鳴らしつつ
縋るように伊達を見上げたけれど、薄笑いと共に「乗れ」という短い命令が無情にも浴びせられた。
此処で「否」と首を振れたなら、どんなに良かっただろう。
しかし其れは伊達の意に逆らうと云う事で、つまり、決してやってはならない事だ。
幸村はゴクリと息を呑むと、足元にあった踏み台を上がって
恐る恐る馬の背を跨ぎ、反対側にもあった踏み台に足を置く。
踏み台は割と高さがあり、その上に立ってさえ居れば、まだ臀が馬の背につく事はない。
ひっそり小さく息を吐くと、伊達が徐に懐から細長い皮紐を取り出し、股座の一物の根元を雁字搦めに縛った。
なんのつもりであろうか、痛みすら覚えるようなキツイ結び方に
眉を顰めて男の意図を測りきれずに居ると、続けて「馬の首に腕を廻せ」と命じられ
その通りにした処、擬馬の口の轡から延びる手綱に見立てた縄で両手を拘束された。
なるほど、これで落馬して逃げる事は不可能となった訳だ。なかなか良く出来た造りである。

「…ッ…」

斯様な悪趣味な物を何処の誰が考案したのか知らぬが
いよいよ以って馬の背に座らなければならない。
それは判っている。
されど、存外な恐怖心が幸村の決心を揺るがせ
なかなか腰を下ろせず、中腰の姿勢の侭で躊躇っていると

「Hey、いつまでそうしてる。さっさとケツを下ろしな!」
「ッ?!、っうぐああァア…!!!!」

あろうことか、行き成り伊達が片側の踏み台を強く蹴飛ばし、外してしまったのだ。
片方の足の支えを無くすと共に体勢を崩した幸村は、反動で反対側の踏み台からも足を滑らせてしまい
馬の背へ、したたかに股間を強打する破目になった挙句、臀の割れ目に鋭利な木角が突き刺さり
云わずもがな襲い掛かった激痛は、あまりにも想像を絶した。

「ヒッ、ぎ…!づぁああっっ!!あ゛ァ、ア――ッ!!!!」
「…Ah〜、アンタのそんな悲鳴を聴くのは久しぶりだな…最ッ高だぜ」

迸った凄まじい悲鳴は石畳に煩いほど反響し、悶絶する幸村の悲愴さを際立たせ
常人ならば耳を覆いたくなるような其の絶叫に、聴き惚れるが如く恍惚と呟いた伊達は
ゾクリと背を走った得も云われぬ満足感に昂りつつ、淫靡に唇を舐め

「ちなみにこの部屋の奥は別の地下牢に繋がっててな、アンタの信愛なるオヤカタサマも其処に居る」
「っく…!? 、あぁっ、あーッッ!!」

っつー訳で、アンタの悲鳴は丸聞こえだぜ?
と、意地悪く笑む伊達の悪辣な悪意に気付いた幸村は、胸中で「…そんな、殺生な…!」と叫んだ。
先の鞭打ち然り、手酷い折檻にて嬲り者にする様をひけらかす、下種な趣向に他ならず
左様な男にこれまでとて散々翻弄され続けて来たものの
まさか信玄にまで、見えぬとは云え、こうした無体を強いられるを肯んじるしかない状態を
まざまざと知られる事になろうとは、甚だ不本意であり屈辱だった。
懸命に鼓膜を聾さんばかりの己の絶叫を抑えようとするが
嗚呼、駄目だ、痛くて痛くてしょうがなく、終いにはボロボロと勝手に泪が溢れだし
絶えず開きっ放しの口からは唾が顎を伝って、情けのない嗚咽まで混じる。

「ッあ゛、あぁあ…!うぅっ、、ひぐ…ウゥゥッッ、、!!」

しかも、非道極まりない事に、その様を見て卑猥に舌舐めずりをした伊達が
足元にあった木箱から、石を縄で括った重りを取り出し、両の足首に吊るように縛り付けるではないか。
そんな事をされれば、嵩が増えた事によって、より一層股が馬の背に突き刺さり
生身を裂かれるような、尋常ならざる痛みが幸村を急襲する。
加えて、木馬と自身の間に挟まれた睾丸がゴリ、と容赦なく押し潰され
その辛痛たるや、既に失禁に至るものであるが、先だって一物を縛られた所為で、出す物も出せず
尿意など遥か上回る切迫を強制的に封じられる苦しみは、新たな地獄として幸村を苛み
間違いなく、其れを見越しての伊達の所業であろう、血も泪も無いとはこの事だ。

「ッもうっ、…もうっ…堪忍して下され…!ふぐ、ぅ…ッ此処から、あ゛っ、降ろして下されぇっっ!!」

半狂乱になって哀願する幸村に、伊達は優越と愉悦に浸りつつ、口角を上げ歪んだ笑みを浮かべると

「まだダメだな。優しく云ってやっても判らねェから、こうして躾け直してやってンだろう?」

ちったァ反省しろよ、
と云いながら、残酷にも、また箱から次の重りを取り出そうとするので
幸村は戦慄いて左右に首を打ち振り、この時ばかりは信玄の事など忘れ、恥も外聞もなく大声を出した。

「ひぃっイ…!!もうし、わけっ…ありませ、ぬ…ッ!
 ッ…幸村がっ、…くうッ…、幸村が…!悪うござりましたっっ…あぁッあ!、、政宗殿っ、政宗殿おっっ!」

反省しろと云う言葉に食いつかんばかりに、童が素直に赦しと救いを求めるような必死さで云い募る様は
それはもう伊達からすれば至福の極みである。
苦痛にせよ、快楽にせよ
幸村が体裁を捨て、みっともなく己に縋りつき、忘我に堕ちて名を呼ぶ瞬間が
どうしようもなく心地良く、好きで、愛おしかった。

「Hum…オレはアンタに甘いからな…。しょうがねェ、許してやる」

此処までしておいて、よくも云ったものだが
何はともあれ、身も蓋もなく泣き喚いての詫びを聞いて漸く気が済んだのか
不遜に嘯いた伊達は幸村の足から重りを外し、両手の拘束も解くと、木馬から降ろしてやった。

「…っあ、ぐ……、、ハァッ…!ハァ…っっ」

無論、立てる筈もない幸村は、伊達の腕に抱かれた侭、絶え絶えに荒い呼気を繰り返す。
僅かに震える下肢には細く鮮血が伝わり、菊座は無残に擦れて裂傷を負い
圧迫され続けていた睾丸は充血し、何某かの果実のように真っ赤に腫れ上がっていた。
しかし、漸く終わったのだ、という感慨も束の間
徐に移動した伊達に、傍にあった十文字の台へと乗せられる。
この上まだ何かするつもりなのか、許してくれたのではなかったのか、と
幸村は力なく蒼い羽織を掴みながら、ふるふると怯えきって男の顔を見上げた。

「Oh…そんな仔犬みてェな可愛い顔すンなよ…手加減できねェだろ?」
「ッ!い…あ…!、ンぅ…うッッ!」

例によって例のごとく、先の幸村の叫声によって股座の牡をいきり勃たせていた伊達は
割り開いた幸村の下肢の間に覆い被さり、容赦なく其の大きな熱塊を捩じり込んだ。
傷ついた菊座に、なんという無慈悲な真似をする。
仰け反って目を見開く幸村の眦から、ボロリとまた泪が零れ
生傷を抉られる激痛に硬直する四肢が、ほとほと痛々しいものの
ただ嵐が過ぎ去るのを待つのと同じで、されるが侭、無抵抗に脚を開くしかない。

「あっ、…ツッ…! …ぅっ、あ…!」

されど、いつものように折檻の延長線にする乱暴なやりようかと思いきや、そうではなく
幸村が大人しい時にする、ここ最近の甘ったるい抱き方で
首筋や耳朶を舌先でチロリチロリと舐めつつ、時折歯を当て吸っては鬱血の痕を残し
腰を捻るような緩慢な律動で、ゆるりと、されど確実に、弱い泣き処を突いて来る。
これが堪らない幸村は、痛みの中へ強引に快楽を混入され、激しく戸惑った。
どんな心変わりかは知らぬが、きっと何らかの他意があるに違いない。
身構えんとて大きく息をしようとすると、その開いた唇に、見計らった伊達が噛み付いて来て
するりと滑り込んだ濡舌が、幸村のものに絡みつき、擦り合わされる。

「…ん、…ン…っ、、」

そうされると、じわりと溢れ出た二人分の唾液が口内へと溜まり
幸村は鼻に掛かった吐息をつきながら、反射的にそれをゴクリと咽喉を鳴らして飲み込む。
「ツバキは零さず飲む」、その云い付けが、見事に染みついていた。
それに、甘やかす時の伊達の口付けは、とにかく気持ちが良くて性質が悪い。
卑猥な水音を立てて此方の羞恥を煽りつつ、舌の根をくすぐり、柔らかく食むその絶妙さが
幸村の心身を不埒に掻き乱し、酔わせる。
尚且つ、いまだに戒められた侭の一物を握り込まれ、巧みに扱かれては、もうどうしようもなかった。

「…ん、ぁ…っ、…ふ…ッ、、んん…っ」
「Ha…、色っぺぇ声出しやがって……」

日頃から快楽に慣らされた躯は、既にその甘毒を貪らんとて切り替わり
つい先程まで惨い仕打ちをされて居たにも関わらず、現存の痛覚を押し退けてしまい
乱れる呼気には艶声が紛れ、痛みで萎縮しきっていた筈の牡は斯くも容易く熱を孕み
伊達が厭らしく愛撫しながら泣き処を突き上げるたび、しっかりと勃起する。

「ひっ、やっ…!あぁッ、は…!!」

硬く反り返った牡の根元には紐が括られている為、先走りさえ滲まぬ状態であっと云う間に飽和を迎え
おまけに木馬の折檻の際に行き場を無くしていた小ヅメまでもが差し迫り
相乗した尿意と射精感、一体どっちの感覚に追われているのか、混ざり合ってしまって判別つかず
とにかく、これ以上我慢させられては、何処かしら破裂してしまう
何でもいいから全て吐き出したい…!

「、、お願い…に、ござります!ンッ、!解いて、くだされ…っ!あッ、もう…っ……限界に…ござ…、ッ!」
「Oops、そういやまだ括った侭だったな」

そろそろ外してやってもいいが、アンタの堪え顔、すげぇソソる…
などと云って、なかなか戒めを外そうとしない鬼畜さは常の事ながら
次にひっそりと囁かれたのは

「さて幸村、何回やったか判らねェ復習の時間だ…アンタは誰のモノだ?」

やはりいつもの言葉で
幸村は苦しげに喘ぎつつも、すぐに「政宗殿の物」と掠れた声で答えたのだが

「んん?聞こえねェなァ…オヤカタサマにもしっかり聞こえるぐれェに、デケェ声で云ってみろよ
 誰が誰のモノで、それをどう証明するかをな」
「…ッ!」

意地悪く返され、あまつさえ膨張しきった牡を指の腹、張った下腹部を掌で同時に強く圧迫され、「ひっ」と息を呑んだ。
望み通りにするまで、きっとこの状態のまま虐め続けられるのであろう、もはや背に腹は変えられぬ。
それに、機嫌を損ねた伊達は何をするか判らない。

「…ゆっ、幸村は……、んぁ…!…政宗殿の、モノ…!!
 、、ひぃッ、う…っ…! こっ、この、、弦月の紋にかけて…っ…誓、!…ぅうッ、あ…!!」
「Very Good、よく云えました」
「っっあ!、ぁあッ、あ……!」

したりと笑んだ伊達が低く呟いて、不意に戒めを解いた途端
それこそ決壊した堤が如く、子種だか小ヅメだかが一緒くたになって勢い良く噴き出し
びしゃびしゃと大量の黄斑の液体が幸村自身の腹や胸、台の上を水浸しにし
音を立てて石畳にまで滴り落ちた。

「Ha!器用なヤツだ、吐精と放尿を同時にしやがって」
「…う、うぅ…っ、、」

伊達の目の前で失禁する事自体、もう何度目やら覚えて居ないものの
まだ自尊心というものがあったか、震えるような慙愧の念を覚えた幸村は
己の汚穢に塗れつつ唇を噛み締め、声を押し殺し泪を流した。

「Hey、そう泣くなよ。小水に塗れるアンタも可愛いぜ?」

そんな幸村の心情を知ってか知らずか、恐らく前者だろう
不敵な笑みを湛え優しく髪を梳く男が、「粗相した仕置きは、また今度な…」と
耳元で囁きながら、中へ埋めた侭であった牡をずるりと動かす。
不穏な科白に動じる暇もなく、底知れぬ泥濘にも似た官能に沈める甘ったるい行為が再び始まり
我知らず小さく身震いした幸村は、洩れいずる端ない嬌声を止める術を持たなかった。

 

―――余談であるが、眉間を刀で貫かれるという極酷たる手討ちにて命を絶たれた愚臣
その状態のまま三日三晩、見せしめとして城内に亡骸を吊られ、晒し者になったと云う。

 


 

【終】



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あとがき

とりあえず、ハード系・道具系・射精管理・スカ
というプレイリクを網羅した気で居るのですが、どうでしょう、、(若干詰め込み過ぎましたかね;)
さすがに此処に獣姦を足すと、えっらい事になりそうだったので、別の話でupしますorz(平伏)
(ちなみに拷問道具としての木馬って戦国時代からあるらしく、これは使わない手はないだろう!
 と思いまして、特別仕様で御用意させて頂きましたv 道具系が思わぬ大道具になってしまった;)

2010/11/13  いた。