※暴力的表現/失禁/残酷/性描写あり。悪魔幸村&天使筆頭パラレル設定。
 あまり知識がない為、俺得設定で好き勝手に進めてますのでご注意を…!

 

 

『Satanic Seraph』

 

世は動乱、群雄割拠する戦国である。
そんな数多の梟雄が武力によって勢力を争い合う中、闇々の内に紛れ込むは、人ならざるもの。
冥府よりは悪鬼が、至高天からは御使いが、本来の姿を秘して、現し身と何ら変わらぬ見付きに転じ
(巷でよくある眉唾ものの怪談噺などは、大概其奴らが正体を見破られた為だ)
それこそ数は定かではないが、各々の目的でこの現し世に潜み留まっている。
幽明相隔てるべきである処を、何故左様な異界の者達がわざわざやって来るかと云えば
専らは人々の魂を欲するが故であった。
彼らにとって、魂の所有こそが即ち権力の所有であり、人が富と名声を欲するのと同じで
皆必死に掻き集めようとしているのだ。
保持数が多ければ多いだけ権威は増し、況やその質が良いと尚更であり
今時分の乱世であれば、豪傑な猛者の魂ほど価値が高く
日ノ本の覇者ともなれば、他の魂とは最早比べ物にならない。
然るに、天下分け目の大戦勃発の不穏な気配漂う現世には
逸早く良質な其れを手にしようと、各界から己の栄達を目論む者共が挙って集い始めていた。
ある者は変異し足軽達の中へ、あるいは適当な武将に憑依して成り代わり、そして、

「ぬぅあああッ!天、覇、絶槍!!」

幾年も前より、この世とあの世を何度となく行き来し人間界に溶け込む一人の悪魔が居た。
此岸での名を真田幸村と云い、数多の戦に馳せ参じては武功を立て
討ち取った者の魂を貯蓄し立身に励んでいた。
(名のある武将の魂であれば、たまに取り合いになるものの、負けた事は一度も無い)
折り紙つきの腕っ節の強さと赤備えの姿から、それこそ「紅蓮の鬼」だとか人々に恐れられている訳だが
実の処、幸村は今はまだ下級の魔である。
こうして自らの手で魂を奪いに来る悪魔など、殆どがそうだ。
というのも、魔界の四大実力者や七十二人の王などという一等級の魔は直接魂の争奪に加われないからであり
対する御使いとて同じ事で、上級階位の天使は下界に容易くは降りられず
つまる処、天と地の有力者同士が本気で争えば、人の世などあっさり滅んでしまうからだ。

「真田、それぐらいにしておけ。明日の事を忘れたか」
「む!三成殿!戦にござるな!されどこの幸村、熱く滾っておりますれば少しでも躯を動かし熱を冷まそうと、」
「…判ったから其の口を閉じろ。貴様の声は頭に響く」
「ふおおッ!これは申し訳ござらん!某はいつも配慮が足らぬと佐助に、」
「…話しを聞いていないのか理解する気がないのか、それとも私を愚弄しているのか…どれだ?」

生身の人間の癖に魔王級の冷徹な一瞥をジロリと寄越す男に
幸村はしっかりと口を一文字に引き結んでぶんぶんと何度も首を横に振った。
今回幸村は、この石田三成率いる西軍側に与している。
相手の東軍とて錚々たる顔ぶれであったけれど、きっと凶王と畏怖される三成こそが勝利するだろうと踏んでおり
そして天下人となった暁には、一騎打ちを挑み、覇者たる稀有な魂を頂戴しようという心算だ。
(無論、他の悪魔や天使の邪魔はあるだろうが、それを一蹴する自信はある)
その為にも、何としても明日の戦には勝たねば、否、勝ってもらわなければ困る。

「必ずや!この幸村がお役に立ってみせましょうぞ!」
「当然だ。期待はしていないがな」
「ぬあ?!其れは聞き捨てならぬお言葉ぁあああッ!!!」
「だから喧しいと云っている!」

怒気と共に飛んで来た刀の鞘を紙一重で仰け反って躱しながら
幸村は緊張と興奮という、いやに人間臭い感情を胸に抱いて、小さく武者震いをした。

 

翌日、決戦の地。
凄然と集結した東西の勢力が相対し、人とそうでない者
それぞれの思惑ひしめく中、ついに戦いの火蓋は切られた。
怒号を上げて衝突し合う互いの勢力は早い段階で敵味方判じ難い程に入り乱れ
まさに混戦の一途を辿る坩堝の中心に身を置く幸村は
愛槍朱羅を己の手足の如く巧みに操り、順調に敵兵を次々と討ち取っていた。
元より人外異形のものであるから、常人が太刀打ちできる筈もなく
瞬く間に屍を累々と築き上げ、恐れをなした敵陣がジリジリと後込みまでしだしたその時
並み居る武士達を物ともせず蹴散らしながら突き進んでくる一つの騎影があり
ハッと幸村が振り向いた直後、六筋の白刃が目前に乱れ飛んで来たのを間一髪で避けた。
とんでもない手練である。
一体何者かと槍を構えて向き直れば、目立つ弦月の前立てに
鮮やかな蒼い具足姿の隻眼の男が、ちょうど馬の背から降りた処であった。
そしてその男は幸村と、幸村が持つ二槍をチラリと一瞥するなり、云い放つ。

「アンタ、それ魔槍だろ。ンな物騒なもん平気で振り回してんじゃねェよ。主以外が触れたら発狂しちまう代物だぜ」
「なんと!某の槍を知っているとは、おぬし…!」

只者ではござらんなと問い詰めようとした矢先、人間離れした逸足で幸村の背後へと走った男が
刀を鋭く一閃させたのを辛うじて視界の端に捉え、その、太刀筋の先に銀髪が見えた瞬間、瞠目。
半ば正体が露呈しそうになる程の全力を以って地を蹴り、(地面は歪な形に抉れた)
寸での処でガキン!と横槍を入れて最悪の事態を阻止する事に成功した。
(幸村にとっての最悪の事態とは、三成が天下人となる前に命を落としてしまう事だ)

「…Hmm?解せねェな。庇うたァどういう事だ?まずは死なねーと魂の取り合いもへったくれもねェだろ?」
「!…その云い草、やはり貴殿は某と同じ…もしくは天の使いか!」
「さぁて、どうだろうな」

はぐらかす男に食い下がろうとするも、問答無用で再び繰り出された切っ先を咄嗟に槍で弾き返す。

「だから、何で庇うっつってンだよ」
「ッ、知れた事!あの御仁をこの戦に勝たせ、より良き魂になって頂く為!
 それに、あれは某が先に見つけたのだから、某の物にござる!」
「Ha!ンだよそれ、冗談のつもりか?まったく哂えねェな。其処らのガキでももうちったぁ屁理屈ぐらい捏ねるぜ」
「、ぐっ、、」

所詮異界とて、現し世と同じ弱肉強食の世界だ
いくら先に目を付けていた獲物だからと云って、其れが幸村の物になる訳ではなく
結局は奪い合いの果てに勝利者が手に入れるのだ。
兎にも角にも、この男が人ならざる者であるのは最早決定的である。
だが素直に殺させてなるものか。
三成の魂はこれまで幸村が知る中でも、群を抜いて純粋で、気高く、繊細で、眩しい。
だからこそ、今ここで手折られる訳にはいかない。勿体無い。
何故それが判らないのだと、燃え上がる敵愾心で男を睨みつけるが、これっぽっちも気に留めない様子で
いや寧ろ、幸村をまるで挑発するような口振りで、

「手に入るなら、別にどっちの大将の魂でも良かったンだけどよ」
「…?」
「そっちの方が、ウマそうだ」
「ッ!!」

つー訳で、さっさと横取りさせてもらうぜ?と口角を不敵に吊り上げた男が改めて三成へと刀を向け
当人も首を狙われている事に気付いたのか、姿勢を低くし一度刀を収め抜刀の構えを取る。
…駄目だ、そんな小細工が通用する筈もない、止めなければ…!
と幸村が割って入ろうとする前に、予想外の俊足を見せた三成が隻眼の男へと斬り掛かるも
当然の如く返り討ちに遭い、利き腕に深く三筋の傷を負って片膝を崩した。
あれではもう刀は振るえまい。
それ見た事かと青褪めた幸村がすぐに駆けつけようとした時
なんと三成は、役に立たぬ腕など不要とでも云うように刀の柄に歯を立て喰らいつくと
そのまま立ち上がって攻撃に移ろうとする。
刹那に幸村の胸に込み上がった感情は、衝撃にも似た、感嘆。

「、、ふおぁあ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!!!!」

人間相手に情でも湧いたかと、同族から失笑されようとも構うものか
ゆくゆくは奪おうとしていた命を、今は、何が何でも守り抜きたいと思い
獣のような咆哮と共に渾身の一撃を放った。

「!、っぶねーな。何急にキレてんだよ。これだからdevilってヤツぁ…」
「ッ某と尋常に勝負致せ!」

若干の余裕すら見せて槍を躱した男から三成を庇うように仁王立ち、返事も待たずに飛び掛かる。
力任せに突き出す槍と相手の刀が接触するたびに耳を劈く凄まじい音が鳴り響き
バチ!と火花がいくつも散っては消え、散っては消え
無我夢中になるあまりか、幸村の本来の魔としての能力が知らず知らずの内に発現し
ボツと激しく燃え盛る火炎を纏った槍が、赤々と唸り乱舞する。
双眸は獰猛に紅く色付きギラついて、強く食い縛った歯列、特に犬歯は、異様に鋭く長かった。爪もだ。
騒然を極める戦の中、突如として出現した面妖なる光景に
驚愕や畏怖に戦慄いた者達が次々と後退って行く。
そんな周囲の様子すら気付かない幸村が、まさしく鬼の形相で苛烈な技を何度も仕掛けるものの
どうした事か、どれもこれも軽く往なされ、挙句の果てには

「が…!ッづアアァア…!!!」

片腕が斬り飛ばされ、槍を握ったままグサリと地に突き刺さる。

「Hey、往生際が悪ィぜ。とっととその人間を寄越しな」
「…う、…ぐ…っ、断る…!」
「Oh、そんなにオレの邪魔がしてェか…OKOK、上等だ。 それにしてもアンタのその目、気に入ったぜ?」

致命傷に至らぬまでも、相当な手傷である事に変わりはなかろうに
まだ諦めず、焔を思わせる強い意気を湛え、血の如く色艶やかである幸村の鮮烈な眸を覗き込みながら
「抉り取ってやりてェ…」と項を撫で上げるような掠れた声音で囁いた男が、不意にガチンと刀を収め
何事かと訝しがる幸村の目の前で、有り得ない事が起こった。

「…な、ん…!」

硬い甲冑を焼き切り、蒼い陣羽織の背を裂いて現れたのは、真白い三対六枚の翼。

「、、そんな、莫迦な…!!」

熾天使。
至高天において九つに分けられる階級の中で最上級である御使いが現世に降臨するなど、前代未聞だ。
そもそも、そんな事があってはならない。
これは夢か幻かと、幸村は己の正気を疑ったが、見紛う事なき美しい六翼は、まさしくセラフの証しである。

「じゅ、重大な掟違反にござる…!貴殿のような上級天使は戦いに参加してはならぬ筈!!」
「ハァ?うるっせェよ。掟なんぞ知った事か。オレはオレの好きなようにやる」
「、う、わ…!」

唾棄するかの如く吐き捨てた男は、唐突に幸村の残った方の腕を掴むと
力強く翼を羽ばたかせ易々と宙に舞い上がり飛翔する。
戦を置き去りにして、一体どこへ連れて行くつもりだと声を張り上げても返事はなく
懸命に暴れてはみたものの、ビクともしない。
ならばと己も蝙蝠の其れによく似た羽を出してはみたが、何の抵抗にもなりはしなかった。

「っくそ!放せっ、放さぬか…!」
「んー…ここらでいいか」

戦場からかけ離れた山の上でそう呟いた男が、不意に身を捻ったかと思うと
まるで塵紙を打ち捨てるが如くぞんざいに、地表に向かって幸村を投げ飛ばす。
どれだけの力が込められていたらそうなるのか、空気を切り裂きながら猛烈な勢いで落下した幸村は
受身もへったくれもなく、巨大な岩が落石したかのような轟音を立てて地面へと衝突した。

「…うぐ…あ、、げほッ、」

一直線上に巻き添えを食った森の木々は小枝さながらに折れて倒れ
削れた山肌はあたかも砂で作った山を指で掘り抜いたような大穴が開いた。
これにはさしもの幸村もすぐには動けず、蹲って呻いていると
上空から悠々と降下して来た男が、獲物の弱り具合を確かめるように、片足の爪先で顎を掬い上げる。

「…、こ、の…っ!」

堪らずその足を払い除ければ、「そう来ねェとな」、と喜々とした声が降り注ぎ
いよいよ腹が立って反撃に転じるべく身を起こそうとした矢先
今度は足首を掴まれて引っ張り上げられ、近くの倒木へ力任せに叩き付けられて視界が回る。
いかに悪魔であろうとこれだけ完膚なきまでに痛めつけられるとさすがにこたえ
真っ二つにへし折れた大木の上を力無くズルズルと頽れた。

「オイオイ、さっきまでの威勢はどうしたよ」
「…ふ、ぅぐ…っ、、」

皮肉気に云いながら近寄って来た男が喉首を鷲掴んで上に持ち上げ
必然的に宙ぶらりんとなった幸村は苦しげに顔を歪めつつ
半ば意地と気力で残った片腕が手放さなかった槍を振り翳そうとするも
それより早く白い一翼が翻り、バシン!と手の中の槍を遠くへと弾き飛ばす。

(ならば…!)

残った己の肢体で闘うのみだ、と恐れず覚悟を決め拳を握った幸村の意気や良し
満足気に唇を弧に歪めた男は、捕らえていた幸村を側の隆起した大岩へ叩きつけ、素早く刀を抜き放ち

「あッ!あ゛ぁああッあッ!!、うぅ゛あ、アァ…ッ!!」

幸村の手首の中心を貫いて岩肌へと突き刺した。
そして迸る悲鳴が鳴りやまぬ内、続けて、両脚の膝より下を一刀のもとに斬り落とし
痛みに痙攣していた両翼をもそれぞれ穿ち磔にする。
幸村は完全に身動きが取れなくなった。

「はーッ、はーッ、…はーッ…!」
「イイざまだな」

およそ天使とは思えぬ残酷な所業と冷淡な科白を口にしつつ、男は愉しげに隻眼を細め
荒い呼気で小刻みに震える幸村を舐めるように眺め徐に手を伸ばすと
襤褸(ボロ)切れでも毟るように紅い戦装束を引き裂いた。
愕いたのは幸村である。
何のつもりだと声も出せずに凝視していると、男は更に、剥き出しになった肌に触れ
「悪魔のクセに、そそる躯してやがンな」と、とんでもない事を云い出し
土埃と汗、傷口からドロドロと溢れる血液に似た体液で薄汚れた幸村の逞しい体躯をじっくりと撫で廻す。
普通、天使は悪魔を不浄のものと忌み嫌い触れようとしないのに、だ。
荒っぽく胸板や太腿をまさぐられると、互いの肌と肌が擦れ合う粗野な音さえ聞こえ
幸村の思考は一気に混乱の一途を辿ると同時、ゾワゾワとした危機感も感じて
竦みきっていた一物を戯れに握られた途端、ビクリと跳ね上がるほど驚いてしまい
無様な焦りを誤魔化すように慌てて口を開いた。

「し、熾天使ともあろう者が…っ、くッ…、なにゆえ斯様な、真似を…!」
「Ah?オレの好きなようにやるっつったろ。あとな、こっちでの名は伊達政宗だ。覚えとけ」
「ッ…!う、やめ…っ、…あ、、!」

添えられていただけの手が不意に動き出し、反対の手に至っては脇腹や胸を徘徊し乳暈ごと乳先を摘み解ぐし
濡れた舌が耳朶を辿って耳穴を探り塞いでのたうつので、思わず声が洩れる。
よもや天使に愛撫され喘ぐ悪魔などこれまでに居ただろうか、いや居る筈がない。
…こんなの、冗談じゃない、早くどうにか、逃げなれば…!
そうは思うものの、ただ牡を無理矢理に扱き上げられるだけで瞬く間に勃起して先走りが滲みだし
天使の癖に武器を扱い慣れている指が無遠慮に竿を往復して裏筋を引っ掻き幾度も亀頭を擦り上げると
背筋が震えるほどの快楽が押し寄せ、声を殺す事さえ侭ならない。

「…んっ、は、、うっ、……よッ、よせ…と云…あ!あっ、ふ…っっ」
「ンだって?もうイきそうってか? Well,well well…アンタ、インキュバスでもねーってのに、早ェな」

まァ悪魔ってのは大概欲望に忠実なもんか…などと呟く政宗がやおら空中に人差し指を立てると
指先の少し上に光輪のような環状の物体が浮かび上がり、
幸村の屹立した牡の方をすっと指差せば、輪はすっぽりと根元に嵌り込んで、次の瞬間

「ッひ?!うぎ…いッあああ!!」

きつく縛める。
腫れた肉をギッチリ喰い絞められては痛くて敵わず、がむしゃらに暴れまわって外したくとも
岩に縫いつけるような惨い拘束は簡単に打ち破れそうになく
そもそも、文字通り手も足も出ない有様であるのに、どうしようもなかった。
しかも悪辣な事に、政宗がしつこくも厭らしく扱くので、いよいよ膨張した牡に益々輪っかがめり込んで
己の局部がドクドクと脈打つ生々しい感触や、堰き止められた奔流が暴発しそうなほど蟠っているのが嫌でも判り
必死に我慢を続けようと歯を食い縛って低く唸り声を上げるものの
とてもではないが耐え切れるようなものではなく…

「はッ、はっ、ぁあッ…は!と、取って!取って下され…!取って、ッ、ぬあ、あ゛!!」

天使に懇願するなどという、悪魔としてあるまじき行為をした。
しかし政宗は酷薄な笑みを浮かべ、なりふり構わぬといった体の幸村の訴えを無視すると
片手で器用に自身の具足を緩め、形のよい一物を取り出し、戦慄く幸村の片腿を掬い上げ
強張っている窄まりに先端を押し当てると、力尽くで捻じ込んだ。

「ぅ、ぐッ…う゛ぅ、う!」
「Good…、予想以上にあっちィな…、アンタ愉しめそうだぜ…!」
「、、はぁッ、やめ…!、イッ、づ!、…うっ、うっ、あッ!」

炎を操る悪魔の特質か、そうでないのか、幸村の体内は爛れているのかと錯覚するほどにぐずぐずと柔らかく
遠慮も手加減もなく一気に深くまで抉ってやると、熱を孕んで火照った媚肉がビクビクと大仰に蠕動する。
頗るイイ具合だ。
政宗は、まるっきり捕食者の仕草で舌舐めずりをすると
傷だらけで、碌に抵抗もできず、悪魔の癖に陵辱されている何とも可哀相な
しかしこちらを魅惑してやまない獲物の下肢を大きく割り広げ、したたかに腰を打ちつける。

「ッ、あ、!ふ、ふぐ…っ、あっ、はあッ!、んっ、、うっ!」
「あーあー、涎垂れてンぞ?、Haッ、どんだけっつー…。 ん、そういや名前、聞いてなかったな」
「、ツっ、…あっ、ッ、ん…っ…ん!」
「云え」
「っ…ゆ、ゆき、むら…ッあ!、ひっ、ひッ、…んぁ、あっ!」

これ以上好きにさせてなるものか、誰が教えるものかという反抗心はあるのに
命令し慣れている高圧的な低音に何故か逆らえず、幸村は莫迦正直に口を割ってしまった。
何をやっているんだと、内心忸怩たる思いで歯軋りしようにも
その歯列がさっきからだらしなく喘ぎっぱなしで閉じられない所為で、唾液が幾筋も顎へ垂れる。
まさかこんな屈辱的な状況に追い込まれるとは思ってもいなかった。
無駄だと判っていながら、必死に政宗から逃れようと身を捻るも
手首と羽を貫く刀身が鈍い音を立てて傷口を拡げ、激痛と共にジワリと体液が滲む。
それでもせめて、背の両翼だけでも自由になれば、まだ何とかなる
そう信じて足掻こうとしたけれど、政宗が面白がるように何事かを呟く、否
ただの刀に祝福を囁いたが為、たちまち悪魔にとっては恐ろしい凶器となり、幸村を呪縛。
炙った鉄のように豹変した其れはジリジリと傷を焼いて凄まじい苦痛をもたらし
あまりの痛みで脳髄が痺れたように熱くなって全身が痙攣した。

「…あ、がッ、あ゛ぁあ…ッ!!!」
「このまま天に召してやろうか?」
「い゛あぁッあ゛…!それだけ、は、っ…やめ゛で…くだざれ…えッッ!!」
「Hmm…さっきから注文が多いな幸村。 So?命乞いすんなら、もっと本気でやんな」
「ひぃっあ!ふぐあぁあ゛っ、あ!、はひっ、い゛…!!」

今にも意識を失いそうな苦痛の中、激しく奥を突き上げられながら牡をしこたま扱かれて
痛みと快楽が一緒くたになった強烈な感覚に苛まれ、情けのない悲鳴が止まらない。
涙目になって頼むからもうやめてくれと訴えたが、当然政宗は聞く耳を持たず
それどころか幸村が嫌がる事ならば喜んでやるとでもいうように
根元を縛めた侭の牡をこれでもかと嬲りつつ幸村の内側を乱暴に蹂躙し
刀に込めた祈祷を次第に強力な物へと変えていく。
すると、さすが悪魔とでも云うべきか、それともこの幸村だからか
危機と官能がせめぎ合う中で、ある種の興奮状態に陥り

「はあっ、あっ、はあ!っ、アァッ、はぁあ、あ!」

殆ど泣き叫ぶようなひどい嬌声を上げて
堰き止められた牡からダラダラと先走りか小水か判別つかぬ物を垂れ流して陶然とする。

「クク…アンタ最高だぜ」

そんな幸村を咽喉で嗤った政宗は
すっかり尖りきった幸村の旨そうな乳頭に上下の歯列を宛がいフニフニと感触を確かめた後

「…あ、……あ? ッふぎああぁあ゛ッあ!!、づッ、あ…!イ゛ぃ、あ゛!」

無慈悲にも噛み千切り、プッと其処らに吐き捨てると
痛みに激しく喘ぐ胸元に改めて舌を這わせ、玉を結ぶ汗と共に傷口の体液を掬い上げ、舌先をグリグリと押し付ける。
同時に無傷な方の其れにも思わせ振りに指を添わせ、ピンッと強く引っ張れば
幸村はガクガクと憐れなぐらい震えて怯え、しかし今にも溢れそうだった泪は気丈にも意地で我慢したようだった。
ここで政宗の苛虐心にますます拍車がかけられた事に、果たして幸村は気付いていない。

「イイ声で啼けよ幸村ァ!」
「?!、ひぃっ、い…!はう、あッ!」

何が何でも泣かせてやるとばかりに語気を強めた政宗が、幸村の片足を抱え直して執拗に揺さ振りつつ
充血するほど膨らみきっている一物をこれでもかと責め立てる。
訴えにも似たジンジンとした疼きは既にジクジクとした痛みとも痺れともつかぬものに変わり
それでも尚解放を許されない煩悶は想像を絶するもので、もはや正気を失うのではなかろうか
吐精を望み戦慄く幸村の顔色は真っ赤に染まり、ハクハクと開閉を繰り返す口の端は微かに泡すら吹いていた。

「Ha!ひっでぇツラしやがって!」
「ふぐ、あ!、あッ、あっ、んッ!はひゅッ」

悩ましげな嬌声が呼気に紛れて妙な音となり、どれだけ幸村が切羽詰っているかが知れるというものだが
だからと云って政宗が手加減する理由になる訳もなく、続けて荒々しく突き上げれば
幸村はいよいよ発作でも起こしたかの如く大きく仰け反って歯を食い縛り
焦点覚束無い双眸はあらぬ方向を向いて、望む望まざると勝手に泪が止めどなく溢れ出す。
それを満悦げに眺めながら、政宗はとうとう最後まで、幸村に施した縛めを解くことなく
熟してうねくる幸村の体内へと、一方的に精を叩きつけた。

「…くっ、」
「、、あ、…ぁ、あ、、 っ!?、はあぁッ、あー…っ!!」

息も絶え絶えな幸村から牡を引き抜いた政宗が少し距離を取り、指をパチンと鳴らした途端
あれほど幸村を苦しめていた縛めが消失し、俄か、幸村は狂ったような声を上げ
漸く待ち望んでいた解放を味わう暇もなく、半ば漏らすかのように
ではなく、実際のところ粗相をする子供さながらに、自制心が全く追い付かぬ吐精と失禁を勢い良くしていた。
ビッ!と迸った白濁は弧を描いて地面へと飛び散り
次いで派手な音を立てていつまでも溢れ続ける小水は、びしゃびしゃと水溜りを作る。
なまじ人間の姿に変異していただけに、出るものは出るのだろう、おかしな話だ。

「…はーっ…、はーっ……、っう、、……はぁ…あ、、」
「落ち着いたかよ?」

自分だけさっさと身形を整え終えた政宗が、涼しい顔をして声を掛けて来る。
答える気力も体力も残っていない幸村は、岩に磔になった姿のまま、ぐったりと脱力した。
股の間からは政宗に注がれた体液がゆるゆると流れ落ちていく。
まったく酷い光景であるが、それを甚く満足気に見遣る男が不意に、閃いたように口を開く。

「小悪魔をペットにすんのも面白ェか…」
「……!?」

一体何を云っているのか、幸村には理解できなかった、したくなかった。
かつてない冷や汗がブワリと全身から噴き出す。

「Ah−…でもどうせ連れてくなら、五体満足な方がいいよな…」

一人思案する政宗のその言葉が妙に引っ掛かり、とてつもなく嫌な予感がした幸村は、我知らず小さく首を振った。

「なぁアンタ、魂は何個手に入れた?」

大小合わせていくつになるだろう…相当な数には違いない。
その事実が指す意味を、今は察したくなどなかった。

「悪魔は確か、魂の数だけ復活できるんだったよな?」

つまり腕がもげようと脚が潰れようと躯に穴が開こうと
死ねば地獄の底から元通りの姿で再び戻って来る事が出来る。

「つー訳で、地獄に送り返してやっから、とっとと復活して来い」

なんなら迎えに行ってやるよと唇を歪める、まるで悪魔のような男に目を瞠った一寸後、幸村の首は綺麗に宙を舞った。

 


【終】


【一覧へ戻る】

 

 

あとがき

四周年フリリク小説、ラストになります!
『悪魔幸村と天使筆頭パラレルで鬼畜エロ』という事で、初の人外パラレル書かせて頂きました^^
(と言っても、ゲーム中の彼らは既に人外と評してもいいような特殊能力をお持ちですがww)
あまり天使とか悪魔とか詳しくないので、とりあえず俺得イケドン精神でゴリ押ししました!すみません!
兎にも角にも、いい経験させて頂いたので、リクして下さった方には本当に感謝です!有難うございました!

2014/05/10  いた。