『或る、方法。』
 或る○○シリーズ。5。

 

 

俺に残っているのは、少しばかりの正気と
もう遠い思い出になりつつある、普段の生活をしていた頃の記憶だけかと思っていた。

けれど、それはどうやら思い違いだったらしい。


「・・・・っ、ク・・・・、、」


今日も今日とてグリムジョーに犯されていた、いや、交わっていた俺は
燃えるような羞恥に身を震わせている。
そんなモノはとっくに感じなくなっていた筈なのに
グリムジョーは最もえげつなく卑猥な方法で、俺にソレを再び思い起こさせているのだ。


「どうした?足が震えてンぜ・・?」


そ知らぬ顔をしつつ、咽喉で哂ったグリムジョーが
うつ伏せの状態で両膝を立てる俺の、高く突き出ている尻の間に突っ込まれているモノを
ワザと乱暴に前後させる。


「、、っう、ぅ!」


ぐちゅ、ぐちゅ、と垂れ込まされたローションが水音を立て
思わず唸った俺は、尻の穴を犯しているバカデカいバイブを締め上げた。
感じ易い前立腺をブブブブ・・・と慢性的に刺激され続けているからか
さっきからダラダラと先走りかザーメンか判別つかない体液が
引っ切り無しに滲み出て、太腿とシーツを汚している。
まるで粗相をしているような現状と、苦しいぐらいの焦れったい快楽に
俺はどうにかなってしまいそうだった。


「ひっ・・・・、あ・・・ッ・・グリム、ジョ・・・っ」


道具を咥え込んで浅ましく勃起させている痴態と
絶対点に届かない、機械独特の中途半端さで一息に射精できない歯痒さが
もう我慢できない、だから早く取ってくれと懇願すれど
ニヤリと厭らしい笑みを浮かべたグリムジョーは、無慈悲にもそれを黙殺し
引き続き道具責めで俺を追い詰める。


「・・っあ、あぁ・・・・、くっ、、ふ・・・」
「ヤラシイ声・・・玩具相手にそんなに感じてンのか?」
「ぁ・・・っ、そ・・・んな、、」
「ことあるだろ?」
「ッぅう・・!」


否定する前に遮られ、いきなりグイと壁が凹む程
バイブを前立腺付近に押し当てられ、唸るように身を竦め、ビクビクと痙攣。
眩暈を起こすような強烈な快楽が、思考の全てを奪い去り
中毒者のように涎を垂らして、呆けた顔で酔っていると
ほら見ろとグリムジョーが嘲笑った。
その低く掠れた声にさえ、腹の奥を疼かせるような甘さを感じ
俺は勝手にトクトクと射精を繰り返していた。

・・・あ、嘘だ・・・。たったこれだけの事で・・・・・


「あーあー、バイブとオレの声だけでイキやがったか。相当な淫乱じゃねーか、一護」
「・・・ひ・・、ぅ・・・っ」
「泣く程ヨかったか?判った。これからは毎日使ってやっからな?」


生まれてから今日まで、道具を使われる事なんて初めてで
その上グリムジョーの言葉通り、容易く達してしまった事にショックを覚え
堪えきれなかった涙を幾筋も流していると、見当違いなことを言い出される。
一体何を言うのだろうかと、必死に首を振って反対の意思を示した。
万が一そんな事をされたら、本当に死んでしまう・・・


「あぁ、悪ィ。そりゃ毎回同じモノだったら飽きるよなァ」
「・・・・っ・・、?」
「大丈夫だって、ちゃんと色んなモン用意してあっから。例えば、」
「・・!?」


目の前に並べ立てられた、グロテスク極まる道具。
慄いて後退ると、尻を犯していたバイブを勢い良く引き抜かれ
代わりに小さな珠が連なった長い棒状のモノを
ズブズブととんでもない深さまで捻入れられる。


「ッひ、! ぅぐ・・・っア・ァ・・!!」


拳を握って仰け反り、無様な呻き声を上げると
ソレをゆっくりと抜かれ、またすぐに突き入れられ
入り口付近の粘膜を強弱の付いた刺激が襲う。
とてもじゃないけど耐えられなくて、立てていた膝が崩れて倒れそうになったが
それを窘めるように尻を叩かれ、気力で踏みとどまる。


「・・・あ・・、う、、 ックゥ・・、」


歯を食い縛り、ゼェゼェと息を乱して今の体勢をキープさせると
「よくできました」と、グリムジョーが咽喉で哂ってから
手に持っている妙な棒を、再び抜き差しし始めた。
ぐぷ・ぬぷ・・・と連なった珠が出入りする度に、イヤラシイ音を立て
さっきまで中をなみなみと満たしていたローションが掻き出される。
それが二度三度と何度も股を伝い落ちていった頃には
俺の性感はこの玩具の与える感覚を「気持ちイイ」ものだと判断し
勝手に快楽を滲ませてくるから、堪らない。
往復した回数が両手の指を超えた辺りから、俺は腰をくねらせて棒を追いかけていた。


「・・ふ、あ・・ッ!、、ンンっっ」
「ッハ!も〜味を占めやがったか・・・この淫乱が」
「ひぃ・・っ、あ! ぁあっっ、あ、!!」


返す言葉もない俺を愉しげに貶したグリムジョーは
今まで抑えていたのか、手の動きをめちゃくちゃに荒くし
不意を突かれた俺は、飛び上がって嬌声を上げる。
けどそれに啼かされまくって暫くもしない内に、玩具はグリムジョーによって唐突に抜き取られた。


「・・・・っあ・・、・・・・・は、ッ・・ハァ・・・ぁ、、」


訪れた静寂。
俺は急に放り出された中途半端な快楽に眉を顰め
一体何事かとグリムジョーの出方を窺う。
忘れてはいけない。
主導権はグリムジョーにあるのだ。


「・・・グリ・・ムジョー・・・・?」


けれど、待っても待っても反応は無くて
焦れて名前を呼ぶけれど、返事は沈黙。
ああ・・・コレは何かあると思い当たり
必死にジンジンと疼く躯を我慢しながら、顔を上げ振り返ると
ニヤと意地悪く口端を吊り上げたグリムジョーと目が合った。
嫌な予感がして、本能的に逃げを打とうとした躯より速く
グリムジョーに腰と肩を鷲掴まれ、グイと躯を引き起こされ
背後で胡坐をかくグリムジョーの熱り立った性器へと、強制的に引き下ろされる。


「・・っあ!待・・・!!」


まさかそんないきなり、と思った時には
既にユルく解れ切った穴に、グリムジョーの牡が深深と突き刺さっていた。


「っは、ぅ・・! 、・・・・あ・ッ待・・って!早・・・っっ!」


所謂、背面座位の体位が落ち着かない内に、もうグリムジョーが腰を突き上げ始め
俺は慌ててグリムジョーの膝に手をつき、不安定な上半身を支える。
途端に胴に廻っていたグリムジョーの左手が俺の尖った乳首を抓り上げ
腰を掴んでいた右手が勃った性器を握り乱暴に扱き上げてきて
俺はそのあまりの早急さについていけず、一気に過熱したセックスの波に溺れかける。


「ッア!ぅア・・!ひィッ、あぁっ!!」


必死に追い掛けようとしてグリムジョーに動きを合わせると
理性を押し退けた欲望が尚更昂ってしまい、俺も我を忘れたように我武者羅に腰を振り始め、、
ギシギシと苦音を立てるスプリングや、生々しく肉を穿つ猥音にゾクゾクと煽られながら
只管上下に律動を繰り返す。


「んっ・んっ、・・ン、あ、、ッ、  ・・クッ・・・・?」


そうやって夢中になって快楽を貪っている最中
俺の胸を弄り回していたグリムジョーの手が離れ、下にあった何かを徐に掴む。
「・・・一体何を、、」と思った時には、遅かった。
さっき引き抜かれた珠の棒を、グリムジョーのペニスが収まった儘のアナルに、無理矢理捩じり込まれる。


「ッッ!!!!」


まるで裂けるような痛みに、俺は声も無くのたうち
しかもソレが馴染みもしない内に、ユサユサと強く揺すり上げられ
込みあがった涙をボロボロと流しながら、必死にグリムジョーの膝にしがみ付いた。


「・・・ッあ・・!ヒッ・・!痛・・・・、ア・・ッ!」
「痛いワケねーだろ?」
「ひぐっ・・、う・・・ぅっ、、!」
「イイ、の間違いだよなァ?一護・・・」


突き上げるのをやめずに、背後から耳を噛みながら囁くグリムジョーは
そうやって俺の感覚でさえ声色一つで修正するつもりなのか・・・
そんな事、無理に決まってる、、 そのハズなのに
痛みで萎えていた性器を巧みに揉まれ、緩やかに扱かれると
次第に痛みの中で、いや、、痛みでさえ快楽に感じ始め、熱が集中してくる。


「、、っあ、なん・・で・・・ッ」


俺は自分の躯の反応が信じられず、何度も首を振ったが
嘲笑ったグリムジョーはいつものように、容易く俺の性器を勃起させてしまい、、
日頃から何をされても勃つように仕込まれていた躯は、持ち主である俺の理性を裏切った。


「ア・・ッ、あ!んんっ・・・ン、ッ!」


完全に屹立したペニスを激しく扱かれながら、下から玩具ごと突かれると
痛みが熱さに変わり、更に熱さが痺れに変わり、痺れが快楽に変わる。
肉にめり込む玩具だろうが広がり切った結合部が摩擦で腫れ上がろうが
気持ち良くて仕方がない。
終いには突き上げられる度に先走りを漏らし
珠や何かしらが泣き所にブチ当たると、悶絶しそうな程の快楽に震えた。


「あ・・っ、あっ、アぁ・・・あっっ!
 、、も・・・っア・・ッッ・・・・イクッイク・・・ッ!」

「壊れちまえよ」


耳元で薄く囁かれ、俺はその瞬間何かから解放されるように
勢い良くザーメンを吐き出していた。
ソレは弧を描きボタリとシーツに張り付き、残りの分はトクトクと勿体振って溢れ
ペニスに沿って流れ落ちていく。
その光景を一部始終見つめながら、切れ切れに息をして弛緩していると
凭れ掛かっていた背後のグリムジョーが
繋がった状態のまま俺をベッドへと組み伏せ、再び腰を動かし始める。


「・・・あ・・、ぁ、、」


疾うに限界だった俺はなすがままベッドに縋りつき、
激しく摩擦され出したアナをヒクつかせながら、熱に浮かされた様に身悶える。

そうやってグリムジョーは、歪んだ快楽で俺を縛りつけて
残り僅かな正気を粉々にしようとしているのだ・・・。

 

 

そんな浅ましく卑怯な、方法。

 



【6へ続く】


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あとがき

またもやネチッこいエッチを長々と書いてしまい・・・・
・・・エロ神様降臨中・・・?笑 
結末を考えてないので、まだまだネチッこいのが続く予定。

2008/11/16  。いた。