※性描写あり。ご注意を。

 

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呼び鈴を鳴らすと、インターホン越しに「入れ」と声があり
散々出入りした玄関を、鬱然と開け中に入る。
靴を脱ぎ奥の御柳の部屋へ向かうと、ノックをする前に、また「入れ」と声があった。
そっとドアを開けると、噛み終わったガムを捨てている御柳と目が合う。

「遅かったな。 ま、当然か」
「・・・・・」
「脱げ」

言われるまま、俺はその場で服を脱ぎ、裸で御柳の鋭い視線の前に立つ。
今更羞恥も糞もない。散々至る所まで御柳には見られているから、どうという事もなかった。
それより、中のローションが太腿にでも伝い落ちていないかと、心配で仕方ない。

「早速チェックしてやっから、来いよ」
「・・・・っ・・・」

ベッドに腰掛けている御柳に促され、俺は慎重に歩いてすぐ目の前で立ち止まる。
すると行き成りクルリと反対を向かされ、何事かと問う前に、「四つん這いになれ」と命令された。

「・・・・ぅ・・」

俺に拒否する権利はなく、大人しく足元で両手膝をついて四つん這いになる。
当然、御柳からは俺の尻の穴が丸見えだ。

「・・・、っ、」

どうかバレませんようにと、必死に念じながら反応を待つ。
暫く無言の時間が過ぎた。
俺の心臓は音がする程大きく脈打ち、こめかみには嫌な汗が滲んで
耐え忍ぶように拳を握ったその時、御柳が口を開いた。

「天国、まさかバレねーとでも思った?」
「ッ・・!!」

瞬間、尻を鷲掴まれ、穴に御柳の両方の親指が掛かり、思い切り左右に広げられる。
息を呑んで仰け反ると、余計な力が入った所為で
トロリとローションが溢れ出し、内股を伝い落ちた。

「、、あっ、」
「何コレ?自分で入れたワケ?」

確かめるように指先で掻き回されると、躯が震え上がり
何ですぐに見破られてしまったのかと、思考が混乱。
易い言い訳がいくつか浮かぶが、たぶんもう無駄なことなんだろう。

「ンで?ついでに気持ちヨくオナニ−しまくりましたってか?」
「・・・っく・・、、」

問われ、まさに図星だったから、俺は反論すらできず、俯いて御柳の視線から逃げた。
微かに膝が震える。
命令を守れず、しかもそれを隠そうとした挙句
限度を超えたマスタ−ベ−ションをして、そんな勝手ばっかり、御柳が怒らない訳がない。
俺に一体どんな罰が待っているのか・・・・!

「ンなビックビクすんなって。漏らした分をちゃんと入れて来たのは褒めてやンよ」
「・・・ぁ・・・・」
「オナニ−も許してやる」
「・・・・・、じゃ、じゃぁ、、」
「けどオレの命令破った事に対する仕置きはする」
「・・・っ・・!」
「どういう風にヤッたか、そのまま再現しろ」


見ててやんよ、と胡坐をかいた御柳が、さぁ早くしろと言わんばかりに見下ろしている。
何が悲しくて自慰行為を目の前で再現しなければならないのか、、
しかもあんなイヤらしいの、とてもじゃないけど出来ない…。
でも、命令に従うしかない俺は、唇を噛んで恥ずかしさを紛らわし
ちょっと前まで耽っていた濃厚な自慰を思い出しながら
同じように床の上に両肩と両膝をついて、御柳によく見えるよう高く尻を上げ
卑猥に濡れそぼっている穴に指を差し込む。

「、っん・・・、、」

見られている、という羞恥に襲われながら、思い出せる限り全く同じ手順で進めていき
二本の指で中を掻き回しながらペニスを扱き立て
本当なら指だけでは物足りず、スプレー缶なんていうとんでもないモノを突っ込むけど
勿論手近にそんな物はなく、それ以前に、ひどく興奮し過ぎた俺は

「・・・ッぁ・・!」

呆気なくビュクと射精していた。
なんでって、御柳の所為だ。
一部始終をあの鋭い眸に見られているんだと思うと、感じ方が半端じゃなくて
まるで視姦されてるみたいに、俺は勝手に一人で昂って、ハジけた。

「あーあー、相変わらず早すぎっしょ。っつーかいつもより興奮してたな」
「・・・っ、う、、ぁ」
「よっぽど自分でヤんのが好きらしいなァ」
「、あ・・・ちが・・っ・・・う」

掌を伝って床を汚している薄い白液を見つめながら
説得力ゼロなのに首を振ると、「立て」と短く命令され
ブルブルと羞恥に震えつつ立ち上がって御柳の方に向き直る。
次は何を言われるんだろうか・・・・

「んじゃ、セルフサービスが大好きな天国君の為に、騎乗位ケッテー」
「・・!!」

身構えていると、サラリととんでもない提案。
「まぁ精々ガンバレや」と、無情にもベッドに寝転んでしまった御柳を
一体俺はこれからどうすればいいんだ、と乞うように見ても、ニヤリと意地悪く口端を上げられるだけ。
たぶんこうして待っていても、何の譲歩も、まして助けなんて期待できないのだろう
だから必死に何をすればいいか考える。
そもそも、騎乗位というからには、俺が自分からアクションを起こさなければならない筈だ。

「・・・っ」

覚悟を決め、そろりとベッドに上がり、寝そべる御柳の腰を跨ごうとすると、

「オマエ、この状態で入ると思ってンのか?」

止められ、御柳が顎でしゃくった先を見ると
御柳の股間、つまりは肝心の性器が何の兆しも見せていない。
確かにこのままじゃ絶対入らないだろう。(それにズボンの前は寛げてもいないから、まずは其処からだ)
俺はゴクリと息を呑み、恐る恐る手を伸ばしてジッパーを下ろし
下着に両手を突っ込んで御柳のものにそっと触れる。

「・・・・・・」

それからゆっくりと引きずり出し、最早見慣れたソレを握り込んで
緩やかに上下に擦りあげて芯が通るまで丁寧に扱き、でもたぶん、全然充分じゃないから
咽喉を鳴らして唾を飲み、顔を寄せて唇を開いた。

「、ん・・・、ふ、、」

先端を舌と粘膜で濡らし、ワザと唾液を根元まで滴らせ
亀頭をねろねろと愛撫しながら、竿の方を右手で激しく扱き上げる。
そうすると触れている熱が一気に膨張し、先走りを滲ませながら脈打ち始めた。

「・・・ぁ、ふ・・・、んく・・っ」

こんな拙い愛撫でも御柳が反応している事実が、何だか興奮して
変に煽られた俺はもっと追い立ててやろうと、頬の粘膜で先端を覆うようにしながら吸い上げた。
ぢゅっと淫らな水音がして、自分のやった事に赤面する。
でも今更やめられなくて、続けて吸い込みつつ顔を上下に揺すって口で扱きだすと
行き成り御柳に髪を引っ張られ、勃起したペニスから引き離された。

「ッぁ・・!」
「どこで覚えて来やがったか知らねーが、上出来だ」

一方だけ口角を上げた御柳が、俺の顎や唇を濡らしている唾液を親指で拭い、褒める。
途端、ドッと急に心臓が逼迫し、感じた妙な昂揚感に体温が上がる。
上唇を辿る御柳の指を、舌を出して舐めたいとさえ思った。

・・・あ・・、何で、こんな・・・・・

また、あの自慰の時のように、衝動的な欲望に駆られ、俺は息を詰めて御柳の腰を跨る。
今度は止められなかった。

「・・・・ふ、っぁ!」

膝立ちで短く息を吸い、左手で御柳のペニスを掴んで固定し、腰を慎重に落とす。
宛がった先端は、俺自身が既に解していた穴に、あっさりと埋まった。

「・・・っう、、く・・ッッ」

後は一気にやってしまえと、体重を掛ければ、ズブズブと奥までみっちりと収まる。

「はっ・・、はッ・・・はァ・・っ、 あ・・・っ」
「ちんたらしてっと、萎えンだけど?」
「あ・・っ、・・・ごめ・・!、・・・・・ン・・ッ」

入れただけで、圧迫感に負けて乱れた呼吸を整えようとするが
御柳が非情にも尻を叩くので、すぐに腰を上げ、落とす。
くぷっ、という僅かに空気の漏れる音がして
俺は猛烈な羞恥と訳の判らない情欲に襲われ、何かの糸が切れたように何度も腰を揺すり始めた。

「ッア!っあ・・・!、・・ぅ・・・あっっ」

自分の何処から、こんな声が出るんだろう
まるで気持ち良くて堪らないというような俺の声は、荒い吐息と混ざって部屋に篭もる。
益々昂って腰をむちゃくちゃに振り立てると、繋がった部分から耳を塞ぎたくなる卑猥な音が聴覚を犯し
異様な快感が躯の奥まで駆け巡って、俺は「、、ヒッ、ひっ…!」と情けない悲鳴を上げた。

「おーおー、盛り上がってンねェ。さすが淫乱天国」
「、んっ!んっ・・! ンッッ、あ…!」

そんな俺を卑しめる御柳の低い声が、余計に感情を煽り立て
更にぐちゃぐちゃになった思考の儘、夢中で腰を揺する。
いつの間にか痛いほど勃起したペニスからは、嬉し泣きのように先走りが垂れ、何が何だかもう判らなかった。

「ハッ、はァ!あぁッ、あァ…っ!」

セルフサービスと言うだけあって、結局、御柳は一つも動かず
それなのに俺は、只管快楽を求め続けた。
浅ましく何度も腰を上げては落とし、淫らに啼いて喘ぐ。
そうやって確実に溺れていく様を見て、御柳が薄く嗤った気がした…

 

『たかが #7:仕置きで』

 

正気を失う。

 

 

【8へ続く】


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アトガキ

この調子で天国はどんどんエロくなればいいw

2009/2/7  いた。